2009年09月07日
助かってよかった
長男が、ウチにお泊まりした友人と二人で バス時間を確認して出かけました。
出かけたと思ったら 手とか足に 血を拭き取った跡をつけて帰ってきました。
本人は 普通に元気なので 私も普通に
「?? なんで 血つけてんの?」
黒い服だったので目立たなかったけれど 血なまぐさい臭いもしてきた。
「臭いんだけど~」と言いつつ、この臭いはちょっとの出血じゃない。
「何したん?」
結果を話すと 頭から血を出して倒れていたお婆さんを
抱きかかえていたからだと。。。
さっき出かけた時、友人と 空いていたバスの 座席が一段高くなっている
出後部座席に 並んで座ったけれど
朝まで呑んだので 友人はぼーっとしてるし
「眠そうだな・・・」 特に話しをしないで 何気に外を見てたとか。
座席が一段高くなっているので それなりに眺めがよかったらしくて
「なぁーんとなく 外見てた」
その時、一戸建てのお宅のブロック塀の向こうの、玄関のトコで
お婆さんが頭から血を出して倒れてんのが 目に入った。
「今の・・なに? 目で追ってさぁー・・
見たものを 頭で理解するのに ちょっとタイムラグがあったんだ。
でさー ヤバイじゃん! って思ってさぁー」
「俺、運転手さんに バス止めてください!!!!!
降ろしてください!!!! って言っちゃって。」
「運転手さんは バス停もう少しだから・・って言うんだけど
俺、 人が倒れてるんです! 止めてください!!降ろしてください!!!
って叫んじゃって バス止めちゃった。」
「お婆さんの所に行ったら やっぱり頭からで、血がふわっふわって出てて
鼻血も出てるし 誰かに言わなきゃと思って 走っている車を止めようと思って
すいませーーん 止まって下さーい って
手振って 叫んでるのに誰も止まってくれなくて・・・
バス通りなのに 車いっぱい走ってるのにさ 誰も止まってくれなくて・・・
チクショー!! って思った・・。」
とにかく止血だ! と思って 上着を脱いで抑えたと。
状況からは 転倒して 玄関先のたたきのコンクリートに頭を打った
様子が垣間見える。
「お婆さんさぁ、かなり震えてて 言葉が出なくてさあ。。。」
「救急車 呼んだけど 今出てるから10分くらいかかるって言われて
なんだよ、消防署、すぐそこじゃねぇかよ 1台しかねぇのかよ って思ったんだ。
お婆さんさぁ、84歳だって。」
「お婆さんが いてくださいって言うから 大丈夫ですよ、俺、ここにいますから。
救急車呼びましたから、頑張って下さいね って言ったけど
なんにも出来なくてさ・・。 何かしなきゃって思うけど 血を拭いてあげるのと
背中さすってあげることしか出来なくて・・・。」
そして 救急車が来て 一通り落ち着いてから 帰ってきたという話しでした。
バスに置き去りにしてきた友人とも連絡がついて、
お婆さんとこに行くことだけが頭いっぱいで バス代を払ってなかった とか
実は女の子とランチをする予定だったのに
すっぽかしたことになっちゃったこと 「あ”---」 とか言ってました。
でも、その女の子も寝坊して 待ち合わせに間に合わなくて
結局 仕切りなおしになったとか。 彼女もグッタイミングな寝坊でしたネ
それにしても ものすごい偶然が重なった 出来事でした。
お婆さんは お歳が84歳で 足が悪くて 玄関を出たところでつまづいたのだそうです。
一人暮らしだったので 起きれなくなっても 誰にも助けてもらえず
声も出せず 誰かに気づいてもらうしかなかったようでした。
とおり沿いのお宅なのですが、塀が高いので、
門から家を覗かないと 中の様子が見えない造りになっていました。
たとえ 声をだせても 車の音でかき消されてしまって
通りを歩く人に聞こえないだろう という感じです。
そんな中、 一段高い席に座っていたから
高さのあるブロック塀を超えて向こう側が見えた と。
それまでおしゃべりしていたのが タイミング良く話が途切れたと。
いつもなら 携帯をいじるのに 今日は外を眺めたと。
窓際に友人が座っていたら 眠ってて気づかなかっただろう。
救急車要請時、玄関先に住所が書いてあって
表札もあって 場所もすぐ伝えれた。
もしかしたら 大人だったら 知らない一戸建てのお宅に
バスを止めてまで駆けつける人は 少ないかもしれない。
とっさに行動している若者の純粋さと素早さもある。
「大きなお宅だもの、家族がいるだろう とか思わなかったの?」って愚問。
「なんか、気づいたら バス降りて走ってた。 誰かがいるなんて考えなかった」
「彼女が 寝坊してたってのも すごいネ」
「だからさーー 俺、「寝坊しちゃったぁ」 って言われた時、ありがとーて言っちゃったよー
血を洗い流してから バスで行くと すっげぇ遅刻じゃーーん!
いっや~ 寝坊してくれて助かったよ。
相手は 寝坊したのに なんでありがとうなの?って びっくりしてたけど」
彼は、お婆さんの容体が気になっていました。
「ねぇ、お母さん、俺、どうすれば良かったんだろう。」
「ん~、まず 一人でやらないで助けを求めた、出血部位の確認、出血状態の確認をした、
そのうえで止血した、頭を高くした、身体に服をかけて保温した、
不安の軽減をした。 完璧だよ。」
「でも なんか 俺、高校の時から 救急の講義とかも受けてたのに
いざとなったら 何にも出来なくて。」
「素人さんとしては 完璧に よくやったわネ」
「俺さぁ、救急車くるまで この人の命は今俺にかかってるんだ と思ったら
俺は今 何をしたらいいんだ どうしたらいいんだ って思ったけど
したら くそー 講義受けてもなんにもなんねぇじゃねぇか って思ってさぁー・・・
車は止まってくんねぇし。」
いろんなことを感じたようです。
私も お婆さんに 必ず生きててもらいたいと思いました。
その後 ご家族から連絡があり、助かったというお話でした。
長男は 「やったぁ~~~!!! あーーありがとうーーー!」 とガッツポーズ。
本当によかった。
誰に ありがとうを言ってんの? とツッコミたくなったワタシですが
家族みんなで「お兄ちゃん、よかったねぇ~~~」 って。。
後は84歳のお婆さん、この先後遺症がキツクなければいいのですが。
ちびが 「お兄ちゃん、賞状とかもらうの?」 って言ってたのに対して
「いらねえよ そんなもん。 人が倒れてたら助けンの当たり前じゃん。
そんなんで 賞状って変じゃん。 そんな賞状 いらねぇよ」
「人が倒れてたら助けンの当たり前」
そう言う 長男を 誇らしく思いました。
親ばかですね。
消防隊員か救急隊員になろっかなぁ~ と言う 長男も 単純な奴です・・・。
出かけたと思ったら 手とか足に 血を拭き取った跡をつけて帰ってきました。
本人は 普通に元気なので 私も普通に
「?? なんで 血つけてんの?」
黒い服だったので目立たなかったけれど 血なまぐさい臭いもしてきた。
「臭いんだけど~」と言いつつ、この臭いはちょっとの出血じゃない。
「何したん?」
結果を話すと 頭から血を出して倒れていたお婆さんを
抱きかかえていたからだと。。。
さっき出かけた時、友人と 空いていたバスの 座席が一段高くなっている
出後部座席に 並んで座ったけれど
朝まで呑んだので 友人はぼーっとしてるし
「眠そうだな・・・」 特に話しをしないで 何気に外を見てたとか。
座席が一段高くなっているので それなりに眺めがよかったらしくて
「なぁーんとなく 外見てた」
その時、一戸建てのお宅のブロック塀の向こうの、玄関のトコで
お婆さんが頭から血を出して倒れてんのが 目に入った。
「今の・・なに? 目で追ってさぁー・・
見たものを 頭で理解するのに ちょっとタイムラグがあったんだ。
でさー ヤバイじゃん! って思ってさぁー」
「俺、運転手さんに バス止めてください!!!!!
降ろしてください!!!! って言っちゃって。」
「運転手さんは バス停もう少しだから・・って言うんだけど
俺、 人が倒れてるんです! 止めてください!!降ろしてください!!!
って叫んじゃって バス止めちゃった。」
「お婆さんの所に行ったら やっぱり頭からで、血がふわっふわって出てて
鼻血も出てるし 誰かに言わなきゃと思って 走っている車を止めようと思って
すいませーーん 止まって下さーい って
手振って 叫んでるのに誰も止まってくれなくて・・・
バス通りなのに 車いっぱい走ってるのにさ 誰も止まってくれなくて・・・
チクショー!! って思った・・。」
とにかく止血だ! と思って 上着を脱いで抑えたと。
状況からは 転倒して 玄関先のたたきのコンクリートに頭を打った
様子が垣間見える。
「お婆さんさぁ、かなり震えてて 言葉が出なくてさあ。。。」
「救急車 呼んだけど 今出てるから10分くらいかかるって言われて
なんだよ、消防署、すぐそこじゃねぇかよ 1台しかねぇのかよ って思ったんだ。
お婆さんさぁ、84歳だって。」
「お婆さんが いてくださいって言うから 大丈夫ですよ、俺、ここにいますから。
救急車呼びましたから、頑張って下さいね って言ったけど
なんにも出来なくてさ・・。 何かしなきゃって思うけど 血を拭いてあげるのと
背中さすってあげることしか出来なくて・・・。」
そして 救急車が来て 一通り落ち着いてから 帰ってきたという話しでした。
バスに置き去りにしてきた友人とも連絡がついて、
お婆さんとこに行くことだけが頭いっぱいで バス代を払ってなかった とか
実は女の子とランチをする予定だったのに
すっぽかしたことになっちゃったこと 「あ”---」 とか言ってました。
でも、その女の子も寝坊して 待ち合わせに間に合わなくて
結局 仕切りなおしになったとか。 彼女もグッタイミングな寝坊でしたネ
それにしても ものすごい偶然が重なった 出来事でした。
お婆さんは お歳が84歳で 足が悪くて 玄関を出たところでつまづいたのだそうです。
一人暮らしだったので 起きれなくなっても 誰にも助けてもらえず
声も出せず 誰かに気づいてもらうしかなかったようでした。
とおり沿いのお宅なのですが、塀が高いので、
門から家を覗かないと 中の様子が見えない造りになっていました。
たとえ 声をだせても 車の音でかき消されてしまって
通りを歩く人に聞こえないだろう という感じです。
そんな中、 一段高い席に座っていたから
高さのあるブロック塀を超えて向こう側が見えた と。
それまでおしゃべりしていたのが タイミング良く話が途切れたと。
いつもなら 携帯をいじるのに 今日は外を眺めたと。
窓際に友人が座っていたら 眠ってて気づかなかっただろう。
救急車要請時、玄関先に住所が書いてあって
表札もあって 場所もすぐ伝えれた。
もしかしたら 大人だったら 知らない一戸建てのお宅に
バスを止めてまで駆けつける人は 少ないかもしれない。
とっさに行動している若者の純粋さと素早さもある。
「大きなお宅だもの、家族がいるだろう とか思わなかったの?」って愚問。
「なんか、気づいたら バス降りて走ってた。 誰かがいるなんて考えなかった」
「彼女が 寝坊してたってのも すごいネ」
「だからさーー 俺、「寝坊しちゃったぁ」 って言われた時、ありがとーて言っちゃったよー
血を洗い流してから バスで行くと すっげぇ遅刻じゃーーん!
いっや~ 寝坊してくれて助かったよ。
相手は 寝坊したのに なんでありがとうなの?って びっくりしてたけど」
彼は、お婆さんの容体が気になっていました。
「ねぇ、お母さん、俺、どうすれば良かったんだろう。」
「ん~、まず 一人でやらないで助けを求めた、出血部位の確認、出血状態の確認をした、
そのうえで止血した、頭を高くした、身体に服をかけて保温した、
不安の軽減をした。 完璧だよ。」
「でも なんか 俺、高校の時から 救急の講義とかも受けてたのに
いざとなったら 何にも出来なくて。」
「素人さんとしては 完璧に よくやったわネ」
「俺さぁ、救急車くるまで この人の命は今俺にかかってるんだ と思ったら
俺は今 何をしたらいいんだ どうしたらいいんだ って思ったけど
したら くそー 講義受けてもなんにもなんねぇじゃねぇか って思ってさぁー・・・
車は止まってくんねぇし。」
いろんなことを感じたようです。
私も お婆さんに 必ず生きててもらいたいと思いました。
その後 ご家族から連絡があり、助かったというお話でした。
長男は 「やったぁ~~~!!! あーーありがとうーーー!」 とガッツポーズ。
本当によかった。
誰に ありがとうを言ってんの? とツッコミたくなったワタシですが
家族みんなで「お兄ちゃん、よかったねぇ~~~」 って。。
後は84歳のお婆さん、この先後遺症がキツクなければいいのですが。
ちびが 「お兄ちゃん、賞状とかもらうの?」 って言ってたのに対して
「いらねえよ そんなもん。 人が倒れてたら助けンの当たり前じゃん。
そんなんで 賞状って変じゃん。 そんな賞状 いらねぇよ」
「人が倒れてたら助けンの当たり前」
そう言う 長男を 誇らしく思いました。
親ばかですね。
消防隊員か救急隊員になろっかなぁ~ と言う 長男も 単純な奴です・・・。
時々、拝見させてもらっています。
うちにも大学生の息子がおりますが
お兄ちゃんのように行動するんだろうかとか、
私ならとか、考えさせられてしまったのと
咄嗟の行動に、なんだか涙してしまいました。
感動しちゃいましたよ。
人間って、ちゃんと助け合って生きてるんですよね。
捨てたモンじゃないですよね。
心から「あーよかった」と思ったブログに
コメントさせていただきました。
凄い偶然が重なって、尚且つよくぞ助けに向かいましたね!
息子さん偉い!!
おばあさん助かって良かったです(^ω^)
読みながら、ウルウルしてきました。
純粋って、素晴らしいね♪
自分の子供ながら 長男の行動にはびっくりさせられました。
なんで駆けつけたのかを聞いても
「だって倒れてたから。大変だ!と思って」しかないそうです。自分でもさっぱり解らないそうです。
きっと彼はお婆さんの「助けて」をキャッチしたのでしょうね・・・。
本当に、偶然はない と言いますし 偶然は必然 と言いますが
ねー、ホントにねー、
お婆さんを助けるために息子に白羽の矢が立って周りもちゃんと助かる方向で動いていた。なんだか最初から出来上がっていたシナリオみたいでしたー。
もうひとつ言うと、一本乗り遅れて乗ったバスだったんですよー。
1-22-3の子です。
この純粋さをこの先社会に出てからも持ち続けていくのは
きっと難しいことなのだろう・・・と予測はつくのですが、
ずっとずっと持ち続けて欲しいと願ってしまうのであります~。
いくら、そういう光景が目に飛び込んでも、行動に移せる人は、そうそうお目に
かかれないですよ。 優しくって勇気のある素直な心は、木戸さんの愛を
受けて育ったからでしょうね。
素晴らしい勇気と感動を、ありがとうございます。
涙があふれてしまいました。 そして、助かったご婦人の回復を祈ります。
私もいろんな面で「ハッ」とさせられました。
この子の行動には いつも自分の内側に問いかけさせられます。。。
親にとって子供って・・・本当にありがたい存在ですねー。
お元気さまでございます。
ず~~とず~~とのご無沙汰を
お詫びも申し上げます。
今日は 面白い経緯をたどって
虹色さまのところに着きました.
お兄ちゃまの おはなし もう感動です。
ほんとうに神のメッセンジャーさま
場 におつかわしになられましたのね。
つかわされたのでいらっしゃいましたのね。
ちょうど 「身勝手ながら」私のバースデーの日の
お日記を と拝読いたしましたら
この お人助け のおはなし。
特別深く 受け止めさせていただきました。
ありがとうございます。
カウンセラー資格取得の面接直前
提出問題の計算違いを
虹色みーちゃん様は入室まぎわに お見つけ下さいました
あの日から この12月で 4年が参ります。
お蔭さまで 何とかカウンセラーをつとめさせて頂いております。
あの日のみーちゃんさまはぴよにとりましての
お助けの神の おにいちゃま と おんなじ。
わすれることは ございません。
心より お詫びと感謝を籠めまして
ぴよぴよベクトル拝
久しぶりに(ごめんね★)覗いたら、素敵な話しが。。。
とっさに行動できるお兄ちゃん、素晴らしい☆
誇りに思ってください。
こちらこそ ご無沙汰しております。お元気でらっしゃいますか?
あれから 4年になるんですかぁ~(@0@) そうでしたか~。
階段前の椅子に座ってお話ししましたね。
忘れっぽい私でも はっきり覚えています(^-^)
ご活躍をときどき耳にしておりました。
次回は総会でお会いしましょう~★
ごめんねだなんて、
こちらこそ更新を好き勝手にやっておるものですから((大汗・大爆))
誇りに・・そうですね(^^;)
5人のお子ちゃまを子育てされてる”子育てのプロ”からお言葉頂くと
なんか ガッツポーズで「よし!」とか思えてきます☆
ありがとうございます♪
十分な処置と対応だと思います。
素人目線ですが、普通ならもっと戸惑っているかも知れないです。
本当に素晴らしい事を下と思います。